【参考】キャリアプランについて②

 

キャリアプランを意識しながら、これまでの自分のキャリアを振り返ると、いろいろなことが客観的に見えてくると思います。お仕事経験のない方は、幼い頃から興味を持って続けていたことや、学校の専攻を選んだ動機、学生時代に熱中していたことを思い浮かべて下さい。

 

振り返りながら、その時々において自分が何を考えながらお仕事や勉強をしていたのかを思い出してみると、現在の自分の考え方と一致するところや異なっている部分があると思います。日記を付けている方は日記を読み返すことが一番の方法です。日記を付けていない方は「そういえば、あの時はこんなことを考えていたなぁ」という程度でも思い出せれば十分です。

 

過去と現在でお仕事に対する考え方が変わっていても問題ありません、むしろ、変わっていて当然なのです。なぜなら、キャリアプランは経験や能力に伴って変化すべきものだからです。変化というより「進化」と呼んだほうが適切かもしれません。

 

また、この変化は自分だけの問題ではなく、社会の変化の影響を受けているはずです。

 

これまでの自分のキャリアを振り返ると、自分の性格や考え方の特徴があらためて感じられると思います。実はそこが自分のキャリアを振り返る目的であり、キャリアプランの土台になる部分です。

 

その土台の上に現在の自分の経験や能力、興味などと社会の状況を加えてゆくと、やりたい仕事ややってみたい仕事、できる仕事、(すぐには)できない仕事などの方向性(=目標)を見つけてゆくことができるようになります。

 

ここでお仕事の方向性を見つけられることができたら、次のステップは実現のための計画作りです。

 

以前は「やりたい仕事が見つかったら、就職活動の半分が成功したようなものだ」というような話をよく耳にしましたが、ご存知の通り、現在は社会が複雑化・細分化していますので、お仕事の方向性とあわせて社会の状況も把握しておく必要があります。

 

≫キャリアプランについて①